ネットは包丁

YouTubeで子ども向け動画の途中から、危険行為をさせるよう仕向ける悪質な動画があるという話を聞きました。

自分の娘達に注意喚起をした際に、改めてネットの危険性について話し合い、その際に【包丁】の例えを用いたところ「わかりやすかった」とのことで、もし、どこかのご家庭での役に立てばと共有として残します。

 

・包丁を危ないからダメ!とずっと触らせないと、使えないまま。

・包丁の何がどう危ないかもわからないので、興味関心で不用意に触って大怪我をしてしまうこともある。

・安全な商品(子ども向け包丁)から初めて、使う時や大人と一緒に使うなどのルールを決めながら、練習をすることで、使い方を身につけることが大事だと考えている。

・物が切れる仕組みや、どこを触ると危ないのか、どういう環境で使うと危ないのかなど、危ない理由や背景を理屈として知ったり、想像力を働かせて【危険防止】が出来るようになる練習もすることも大事。

・それらを踏まえつつ、徐々に本物の包丁を使うようにして、将来的には自分だけで使えるようになる。

 

そして【世の中の大人が皆、包丁の危険性を知っているから大丈夫】と思ってはいけない。

一緒に料理をする友人は、正しい使い方を知らないまま(包丁を持ったまま急に振り向いてくるなどする)かもしれない。

外で包丁を持ってウロウロする人は、危ないことをわかっていながら、悪意を持ってそれを突きつけてくるかもしれない。

 

包丁は一緒に使うとかルールを決めるのは、取り返しのつかない怪我をしてほしくないため。

そしてもし、あなたが包丁を使って怪我をしてしまっても、ママは「何で包丁なんか使ったの!」とか「もう包丁は使わせないからね!」ということは絶対に言わない。

それによって、あなたが包丁を使ったことや怪我をしたことを隠さないといけなくなるのは、結果的にあなたに取り返しのつかない事故を起こさせるかもしれないから。

小さな怪我だから、自分でなんとかしておこうとしてしまうと、それがいつか大きな怪我に繋がるかもしれない。だから、小さなことでも教えてほしいし、どうしてそういう怪我に至ったのかを一緒に考えて、次からどうすれば同じことにならないかを一緒に考えたい。

 

ネットも包丁と同じ。だから、「言ったら携帯を取り上げられる」とか「ネットが出来なくなる」とか思わないこと。少しでも変だなと感じたら、まずは相談をしてほしい。

 

子ども達が安全に過ごせる社会でありますように。